恐ろしい最終戦をザリガニが征く!(1/3)

【恐ろしい最終戦1(調査編)】

恐ろしい最終戦を攻略するために本格的に迷宮を調査しました

※はじめに

🦞攻略記事というよりもザリガニが再編成を行うにあたっての試行錯誤の軌跡や心の機微を書き記した日記です。至極プライベートな内容を多分に含みますのでその旨を十分にご理解いただいた上でご覧ください。


ブラウザバックの判断材料に、おおまかなストーリーを先に公開してしまいましょう。

あらすじ

ケルベロスとヘリウスパーティが恐ろしい最終戦を周回しています。

周回は安定しているのですが特定のパターンで死者を出します。

発生頻度は少ないもののこれを対策して完全安定周回を目指します。

  • 恐ろしい最終戦について調査しました。

  • パーティの再編成とキャラクターをリビルドしました。

  • 各キャラクターの装備アイテムを変更しました。

  • 最適化がふさわしいものか検証しました。

  • 過不足を調整しました。

ほぼ100%で死亡事故を防げるようになりました。



本稿の主旨は以上、恐ろしい最終戦に関する考察レポートです。




それでは本編をスタートします。

パーティの再編成にまで及ぶ戦術、戦力調整の試行錯誤と絡めてのレポートですのでボリュームいっぱいです。複数に投稿を分けますが、冗長のきらいがありますことをあらかじめご了承の上、お楽しみください。



参ります、


ザリガニが!恐ろしい最終戦を!征く!!(1/3)

☞part1/ part2 /part3


2020年12月現在、ケルベロスとヘリウスを擁するパーティが恐ろしい最終戦を周回しています。「安定している」と言って良いレベルで周回できているのですが、体感で月に1,2回でしょうか、まれに死者を出しながら撤退してきます。

原因は1ターン目開始直後にブチかまされるハデス・クローンの先制ブースト攻撃で、結界やバリアが無い状態でダメージを受けるために甚大な被害が出てしまうようです。


今回、完全安定周回を目指して恐ろしい最終戦について調査し、対策が形になりましたので考察レポートを作成、投下いたします。


❶調査編


1. Observe(観察):現状分析と課題抽出

調査に先立ち、まずは自軍の現状分析から始めました。


【己を知る】現在のP2 パーティ編成

▼パーティメンバー

  1. ケルベロス忍剣

  2. ヘリウス賢修

  3. アマ狩侍使★

  4. ピ君Mエ

  5. ノ僧戦天

  6. ボ盗M賢

▼パーティの現状分析

攻撃面に不満はありません。オーソドックスな忍狩編成で、ケルベロスの行動回数が多いので通常よりも狩人との連携機会が豊富です。手前味噌ですが、ケルベロスのファイヤーブレス、ヘリウス賢者の連続詠唱、必殺攻撃に連携するアマ狩の追撃、と攻撃手段も攻撃頻度も多く確保できており、最終戦に適性の高い戦型と言えます。


しかし、短期決戦を目指すあまりに火力に偏り過ぎて個々の耐久を疎かにしていることは否めません。


また、魔法耐性の低い魔造生物であるケルベロスが強力なブースト魔法に対して大きな不安材料です。ケルベロスを先頭でアタッカーとして採用する以上は格闘セットと物理ダメージ軽減を取り揃えることが求められますが、既にそれだけで装備枠が枯渇しています。そこにさらに魔法ダメージ軽減を盛り込むのは至難の業です。


そして何より重大な問題は、過去の再編成後に最適化が行われていないというギルドマスターの怠慢が隠されています。これは由々しき事態ですから真っ先に対処しなければなりません。


🦞以前はサイボーグ盗Mではなくリリーナが在籍していたため、リリーナの特殊指揮によるケルベロスの強化、重装無効のリリーナがドレスを着用することによるアマ狩侍の火力特化が見込まれていました。ならばいっそのことと、ピグミーチャムも君主マスターにして兎にも角にも火力に偏重させた歴史があります。短期決戦前提の脳筋パーティで、それはそれで魅力的でした。おそらく死者を出していたのでしょうが、リリーナのエレナの娘によって程よく隠ぺいされていたようです。しかし、リリーナ脱退以降に立て続けに町長案件が続いたために再編成のメスが入る運びとなりました。



ついては、火力偏重の戦型を改めること、パーティ最適化の怠慢を是正することを今回のミッションにおける最低限のノルマに設定いたします。


では、敵方を見てみましょう。

【敵を知る】恐ろしい最終戦

▼ボス戦のパーティメンバー

[神魔]恐ろしいハデス・クローン (秘法剣士(侍))

[魔物]恐ろしいヒーリングスフィア (修道者) x 9

[不死]恐ろしいダークスフィア (修道者) x 9


●ハデス・クローン (BOSS)

  • 剣と魔法で2回行動する秘法剣士です。速30かつ先制高速により開幕早々に繰り出されるブースト攻撃とブースト魔法が脅威ですが、コールド・ブレスを選択すると剣と魔法が発動しないため一転して危険がなくなります。

  • HPの高さにも目が留まります。101,679,900もありますが、ザリガニは数字に弱いのでたいして恐怖は感じません。ブースト発動を妨害するにはHP減少1%以上つまり1.02M以上ものダメージを与えなければなりません。しかもハデスの行動前に、です。アタッカーの攻撃順序を早めに設定する場合は伝説のバベルの塔での混乱事故にも注意が必要です。

  • ハデスの物理攻撃は命中40,250x3回で、回避を前提にするのは現実的ではなさそうです。なんと即死攻撃のオマケつき(ですが即死ログは未確認)です。

  • 魔法反撃によりマジックアローで反撃します。スフィアの駆除に力を入れると自ずと手数が増えるため敵ながら天晴の良い戦略です。反撃回避の確保を怠ると戦闘ログで度々目にしますから反撃対策は必須です。

  • ハデスは魔法に弱く、特にファイヤーボールは弱点(3倍)だそうです。そうはいっても手数の問題でファイヤーボールに特化するのは現実的に難しく、採用はされないでしょう。

●ヒーリングスフィア

物理と魔法に強く、ブレスに弱い。

●ダークスフィア

物理とブレスに強く、魔法に弱い。

▼敵パーティの概評

ハデスのワンマンパーティですが、配下の魑魅魍魎スフィアが邪魔をします。高HPを誇るハデスに効果的なダメージを与え続けるためにはお邪魔なスフィアを間隙なく駆除する必要があります。さもなくばターゲットの分散や回復魔法、防御結界によるダメージ軽減によってハデスを仕留めることが出来ません。

つまり、火力と手数を両立した戦型が望まれるのですが、ハデスの[戦術]ネクロマンサーによって定期的にスフィアが18体すべて復活しますから、火力と手数に加えて「継戦能力が高く、持久力のある戦型」が求められると言えます。


敵の耐性を見ると魔法やブレスに傾倒したくなりますが、魔法は使用回数に制限があることブレスは最大3種で行動率が最高70%であることから、可能な限り多くの手数を確保したい方針には沿いません。あくまで魔法とブレスは目減らしの副次的な攻撃手段としての採用に留めるのが無難でしょう。そうなれば、メインの攻撃手段は物理攻撃に据えるのが現実的な落としどころかと思います。


🦞ハデスの膨大なHPを削りきるためには相応の火力が必要になります。スフィアをコンスタントに駆除しながらハデスに有効なダメージを与え続ける必要がありますから、火力と手数を重視したパーティ編成で望むのが良さそうです。これまでの実績では激闘を溜めた剣士が魔法支援で手数を確保する編成や現行の忍狩編成が相性が良いと感じます。これらと対極にある侍や剣聖を軸にした瞬間火力系の編成はすこぶる相性が悪いと思われます。



2. Orient(状況判断、方針決定)

▼恐ろしい最終戦における死因・敗因

死因・敗因は1ターン目開幕直後に放たれるハデス・クローンの先制ブースト攻撃とブースト魔法です。ケルベロス、アマ狩侍使、ピ君Mエ、ボ盗M賢の亡き骸が町長に供されます。


🦞事案発生がレア過ぎてスクリーンショットが見つかりません。。この画像はリリーナ編成時のものですが良しとしましょう。


物理結界・魔法結界ともにブーストによって破壊されますし、当然シールドバリア・マジックバリアも張る前ですから、「素の状態」「無防備な状態」で直撃を喰らいます。普段からぬるま湯に浸かって緩み切っているザリガニですからこれはたまったものではありません。


今回、敬意を表してこの状況を『裸でブースト』と名付けることにします。



ブースト剣と魔法で死者が出た場合、物理攻撃と魔法攻撃のそれぞれその都度に僧侶の救出が消費されますから、ブースト攻撃とブースト魔法の両方で死者を出してしまうと救出が足りずパーティの態勢を立て直すことが原則不可能になるというカラクリです。


🦞やはり一番大きな問題はケルベロスです、、ザリガニギルドのリソースでは魔造生物であるケルベロスの魔法耐性の低さを十分にフォローすることができません。装備枠20でも難しいのですから剣Mの18枠など夢のまた夢です。。心が許せば、ケルベロスをパーティから解雇すれば良いのでしょうが、ケルベロス忍者による反撃・再攻撃の手数の多さはスフィアの復活に対する有効な手段として高く評価していますし、アイテムによる強化をしていないケルベロスのファイヤーブレスがスフィアの殲滅に役立つ点もザリガニの貧乏性に刺さっています。なんとかベロちゃんには踏ん張って欲しいところです。


▼有効と思われる対策

【ボツ】☆☆☆ハデスに100%先制する

ハデスの行動前に必ずシールドバリアとマジックバリアを展開できれば死亡事故を完全に防ぐことが出来るかもしれません。しかし、調べてみると不可能でした。後ほど「キャラクター敏捷値順ソート」の項で詳述します。


🦞『裸でブースト』の本質的な対策ではありませんから大きく取り上げませんが、可能なキャラクターには先制攻撃と高速行動を付けることを前提に考えています。思いのほかヘリウスがハデスに先行してニュークリアやサンダーボルトで100M以上を削ることができるので平常パターンの対策としてはアタッカーの行動順序を早めることはオススメできます。


【ボツ】★☆☆救出を2回以上確保する

救出スキルを持つキャラクターを複数編成するか、ソロモンの指輪を持たせたキャラクターを編成することでブーストの物理攻撃と魔法攻撃それぞれに救出を割り当てることができるでしょう。

しかし、ソロモンは1軍に固定しますので却下です。採用するなら複数救出ですが、そうするとアタッカーかバッファーの枠を削らなくてはなりません。トレハンを考えると変化球の火の鳥を入れる余地もないので、やはり僧侶2体編成です。ただ、定番のアンデッドマンはヘリウス賢修で枠が埋まっていますし、ノーム以外に僧侶に適性のある新規人事をねじ込むのはパーティ火力の問題もあいまって困難を極めそうです。


🦞恐ろしい鳥居と異なり、圧倒的な瞬間火力では攻略できない点が難しくも面白く感じます。僧侶を複数編成するにはアタッカー枠の圧縮や僧侶のブレスやアンチ・ヒーリングによるサブアタックを検討しなければなりませんが、今回は物理耐久を重視する方針であるためアイテム装備枠の現実から早い段階で却下しました。


【ボツ】★☆☆死亡しても蘇る

[不死]アンデッドのスキルでワンチャン復活はどうでしょう。

…ピンポイントで欲しい時に発動するとは思えないので期待はできません。対策と言えるほど信頼に足るものではありませんから、あくまでも永久なるや賢者の石がちょうど良く収まったらラッキー程度に考えることにします。


★★★耐久力を底上げする

単純にメンバー個々の装備アイテムを見直して耐久力の純度を高めます。ギルドのリソースもだいぶ充実してきましたからベースアップは大きな効果が見込めそうです。


🦞ネタバレすると最終的にはこれで7割解決されました。次項の物理耐性優先の方針と合わせて個々の耐久アップが今回の大きなキーポイントです。


★★★魔法耐性を捨てる勢いで物理耐性を鍛え抜く

今回注目すべきは、死因敗因は「1ターン目の開幕直後に放たれる先制ブースト」だということです。

1ターン目なのでパーティーヒールによる複数救出が100%保証されるのことに着目しました。


何が言いたいかと言うと、仮に僧侶以外のメンバーが何人落ちようとも僧侶さえ生き残れば救出パーティーヒールで全員復活できるのです。つまり、ブースト物理かブースト魔法のどちらかは「耐える必要なし!」と切り捨てて良いと言えます。


では、物理と魔法どちらを耐えようか?という話になりますが、これまでの戦闘ログを見ると物理と魔法とでは魔法による死亡が多く見受けられます。これは物理攻撃が3回のみで影響範囲が小さいということもありますが、パーティに魔法耐性の低いケルベロスがいること、またブリザードに弱いピグミーチャムや戦車を持ったサイボーグといった魔法耐性に難を抱えたメンバーが多くいることが原因と思われます。この状況を鑑みると、無理にブースト魔法を耐えることを考えるよりもブースト物理を確実に耐えることに心血を注ぐ方が現実的な方策と考えられます。魔法に弱くても良いならば、魔法耐性に割いていたアイテム装備枠を物理耐性に明け渡しても良いですし、緑の薬を懐に忍ばせたって問題はないのですからこれは良い手掛かりになりそうです。


🦞すべてのメンバーがハデスが使用する様々な魔法を耐えるだけの耐性を確保するのはとても困難ですし、アイテム装備枠の都合で現実的には不可能ではないでしょうか。パーティの総力で魔法に耐えるために僧侶を前列に押し出すことも考えましたが、僧侶が物理で逝く可能性を増やしますからかえってリスクを高めることになるでしょう。

🦞ケルベロスの存在が大きな判断基準になりました。格闘装備でアイテム装備枠をきっちり使い切っている状態ですからそこに魔法耐性を盛れと言われたら火力の大幅ダウンは避けられません。反対に物理耐性を盛れという話であれば攻防戦術で火力アップのおまけつきですから気持ちも明るくなろうというものです。


★★★パリィ・大盾で物理攻撃を受け止める

なんの因果かパーティにアマ狩侍使としてアマゾネスが採用されています。話は変わりますが、以前恐ろしい鳥居をソロモンの指輪なしに安定周回するというミッションをクリアするためにマリーの最後の戦士とパリィを活用したことがあり、効果のほどは折り紙つきです。3回攻撃のためにパリィを採用すべきか否か、という費用対効果の議論はあるでしょうが、後列には耐えることができない不可避な攻撃を無効化できる可能性があるということは途轍もなく大きなメリットです。


🦞手近にあったので軽い気持ちでパリィを試しましたが、フタを開けてみれば今回の決まり手は「より可能性を高めるための不確定要素」であるパリィでした。キーポイント残りの3割はパリィです。

🦞未検証ですが、頭の中で描いた構想の中にケルベロス戦剣やアマゾネス戦狩といったサブアタッカー現職戦士の検討がありました。物理耐性とアイテム装備可能数を確保することを考えると、現職戦士は有効な手段であると感じます。火力を両立できるか否かという大きな問題がありますが機会があれば大盾も試してみたいものです。


▼『裸でブースト』対策の方針決定

まとめます。要件は2つに圧縮できます。

  • メンバー個々の耐久を重点的に強化します。その際、魔法耐性は二の次にして物理耐性を重視、とにかく攻撃に強くします。

  • アマゾネスのパリィで2回目以降のブースト物理攻撃を無効化するため、パリゾネスを採用します。


🦞もちろん2ターン目以降の魔法攻撃や反撃マジックアローには注意が必要ですが、ブースト物理だけを耐え切れば、完全なる安定周回が望めるということが言えるはずです。



あ、対策を進める前にハデス・クローンに先制される確率について調べておきましょう。今回対策しようとしている『裸にブースト』はどのくらい起こり得るのでしょうか。

ツールをお借りして調べてみました。


【本質を知る】『裸でブースト』の実情

そもそも今回の『裸でブースト』はどのくらいの頻度で発生するのでしょうか。これまでは対策するほどの問題ではないと切って捨てていましたが、真相を暴きましょう。


▼キャラクター敏捷値順ソート


敏捷・運

スキル

先制確率*

サイボーグ

敏捷35 運30

先制高速

81.84861 %

ピグミーチャム

敏捷32 運35

先制高速

76.66419 %

ハデス・クローン

速30 運29

先制高速


アンデッドマン

敏捷28 運28

先制高速

41.76508 %


下記の計算ツールをお借りしました。多謝!


■calculator | CALCONIC_ Calculator「行動速度・順序計算」

https://www.calconic.com/calculator-widgets/calculator/5e4b61e6b9027e00291df286


▼『裸でブースト』を対策する価値はあるのか?

ハデス視点で計算ツールに計算してもらうと、ハデスがサイボーグに先制する確率は20.49350 %だそうです。


ただね、、そこからハデスの行動選択でさらに『裸でブースト』の確率は下がります。コールド・ブレスを使用するとブースト剣と魔法は発動しませんからブレスが除外されますし、ハデスが使用するブースト魔法にはスリープクラウドも含まれますからそれも除外して良いパターンと言えます。

細かいことはわかりませんが、ドラゴンブレス使用率が70%と仮定すると、、ブースト剣と魔法は20*0.3=6??で6%?ハデスが使用する魔法でダメージが発生する魔法はスリープクラウドを除いて5/6種なので6*0.8=4.8と計算して良いでしょうか。



ンンン…!『裸でブースト』の発動率は5%未満と考えてよろしいか????



そんな単純な計算じゃないのかもしれませんが、対策しなくても良いにおいがプンプンするでしょう?まあ、そんなことを言っていても話は進みませんから歩を進めましょう。



3. Decide(意思決定)

▼『裸でブースト』対策の概要

ハデス・クローンに先制されてバフ無しの状態でブースト攻撃、ブースト魔法が直撃するシーン『裸でブースト』を想定して対策を講じます。


ブースト魔法による死者は僧侶以外なら複数死亡しても構わないが、ブースト物理は必ず全員が耐え切り、決して死者を出してはならない」が今回の命題です。

兎にも角にも物理攻撃による死者を出さないことが必須条件になりますから、優先すべきは物理耐性であることを念頭にメンバー個々のアイテム装備を見直して、再編成を進めます。



とにもかくにもゴリッゴリの攻撃に強いパーティ、キャラクターに鍛えましょう!!



さあ、レッツやれば出来る子!!



恐ろしい最終戦をザリガニが征く!part2


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